映画鑑賞記録「GLADIATOR」
こんにちは!
久しぶりの投稿となりましたが、今回は映画鑑賞記録です!!
今回見た映画は、「GLADIATOR」
主演はラッセル・クロウ。2000年に公開され、アカデミー賞作品賞も受賞している作品です。
前回に引き続き、ローマが登場する映画です。
といっても、、、
時代は、古代ローマ時代
コロッセオが、闘技場として使用されていた頃のお話です。
今回もあらすじを辿りながら観光スポットを紹介していきます。
あらすじ
物語は、ローマ帝国のゲルマン遠征、蛮族との戦いで幕を開けます。軍を率いるのが主人公のマキシマスです。
この戦いで勝利を収めたマキシマスを皇帝のアウレリウスは称えます。
実はこのアウレリウス、自身の先が短いことを悟っており、帝位継承で悩んでいました。アウレリウスの子、皇子コモドゥスは一言で言えば「だめな息子」。勉強家の父と違い、知識や正義感に欠け、自身の名誉を大切にするような人でした。
アウレリウスの意思は、ローマを共和制に戻すこと。相応しい者としてマキシマスに帝位を譲るつもりでいることをマキシマス、コモドゥス一人一人別に呼び寄せ伝えました。
マキシマスは考える時間が欲しいとその場を後にしますが、コモドゥスは父の信頼が得られなかったことに失望してその場で父を暗殺してしまうのです。
父の死により皇帝となっってしまったコモドゥスに反発したマキシマスは追われる身となりました。
マキシマスはその場を逃げ出し、故郷へ向かいましたが、家は焼き払われ、妻と息子が殺されていました。マキシマス自身も力尽き意識を失ってしまいました。
目がさめるとマキシマスは、奴隷として商人に捕らえられていました。マキシマスは、剣闘士を求めて奴隷を買いに来たプロキシモの手に渡ります。
当時娯楽として人気を博した剣闘技大会はどちらかが死ぬまで戦いが続くという残酷なもの。剣闘士となった奴隷たちは地方の闘技場で死と隣り合わせの戦いに挑むことになるのです。そしてマキシマスもその一員として戦うことになりました。
マキシマスは闘技場で無敵状態となっていました。プロキシモは彼にローマで戦うことを勧めます。ローマで剣闘士としての名声を得ると自由になり、皇帝とも謁見できるというのです。それを聞いたマキシマスは皇帝への復讐心に燃えローマに行くことを決めました。
ローマについたマキシマスを待ったいたのはローマの民衆。当時のローマは民衆が握っていたといっても過言ではなく、皇帝コモドゥスは民衆の人気をとるために巨大なコロッセオで盛大に剣闘技大会を開いていたのでした。
マキシマスは正体を隠し、仲間とともに初戦に挑みます。圧倒的不利な状況の中、将軍時代の優れた指揮を発揮して勝利を収めます。観客たちも興奮状態。皇帝もこの戦いを指揮した者(マキシマス)との面会を希望しました。
試合直後、コロッセオ内で2人は顔を合わせます。マキシマスが正体を明かすと皇帝は動揺を隠せません。マキシマスを殺そうとしますが、彼を称える観客たちの声で断念しました。
っと、ここまでが結末前までのあらすじ。
マキシマスへの憎しみと、民衆の心が離れてしまうことへの恐れの間で揺れ動く皇帝がどんな行動を起こすのか。
マキシマスがどうやって現状を打開するのか。
この辺がクライマックスの見所です!!
クライマックスの前に...
観光スポット紹介!!
コロッセオ
文字通り映画の舞台となっている円形闘技場です。
名前や外見はかなり有名ですよね。
コロッセオがどんなところなのか紹介していきます。
歴史
ヴェスパシアヌス帝の命で起工、西暦80年に完成ました(約2000年前!)。もちろん当初から娯楽目的の建物です。
ローマ皇帝ネロの巨像(コロッスス)が名前の由来とされます。
コロッセオ完成からの100日間はこけら落としとして様々なイベントが催されたようです。とは言っても殺し合いや処刑など。残忍なショーを見て観客が歓声を上げるなんて信じられませんね。
キリスト教がローマの国教となった(西暦392年)後、剣闘士競技が禁止され民衆の間でも下火になったと言います。その後も多様な催しで使用されたようです。
しかし、ローマ帝国が滅びると恰好の採石場となり、周辺に数多くできた教会の建築材料にされました。なので、現在一部分が欠けています。
現在は多くの観光客で賑わうコロッセオですが、処刑や殺し合いが行われた歴史から、死刑廃止を訴える象徴にもなっています。死刑を廃止した国があると、ライトアップされるそうです。
構造
サイズは高さ57m、長径188m、短径156m(楕円なんですね)、周囲527mです。
他の建物で比較すると、高さは京都東寺の五重塔(木造建築として最も高い)と同じ。
長径は楽天生命パークで言うと、ホームベースから観覧車裏までとほぼ同じです!!
4階建てになっており、皇帝や上流階級は下段、上段に行くに従い身分が下がっていきます。合計の収容人数は5万人以上!!甲子園よりも多いなんて驚き。。。
結末
あらすじに戻ります。
マキシマスは皇帝の姉ルシッラや元老院の助けも借り、昔指揮した軍団の元へ脱出を図ります。軍団を引き連れて皇帝を殺す計画です。
一方の皇帝コモドゥスは、マキシマスらを泳がせておき、計画を実行したタイミングで捉える策を練っていました。
その結果、、、
マキシマスらは捉えられてしまいました。
皇帝は民衆の人気を回復し、マキシマスを処刑すべく、コロッセオでマキシマスとの一騎打ちに挑むことになりました。
試合開始前、皇帝は卑怯にもマキシマスにナイフを突き刺し傷を負わせます。
皇帝と、マキシマスの一騎打ちが始りました。
激しい戦いの末、マキシマスが皇帝の首にナイフをつきたて勝利をおさめました。
しかし、マキシマスはローマの未来への思いを伝えた後、試合前の傷の影響で力尽きてしまうのでした。
コロッセオに横たわる両者の遺体のうち、マキシマスだけを掲げ、皇帝が放置されるという場面で物語は幕を閉じます。
感想
映画を見てとりあえず言いたいのは、残忍なシーンが多いと言うことです。題材が剣闘士なので仕方ないと思いますが、思わず目を背けたくなる場面もありました。苦手な方にはおすすめしません。
ストーリーに関してはマキシマスの心の温かさに胸を打たれました。家族を殺されたことへの怒り、しかし復讐のためには殺し合いをしなけらばならないという切なさがひしひしと伝わってきます。
他にも自己中心ではなくローマ思いであるところ、集団を指揮する力に長けているところなど、マキシマスには尊敬する部分が多く、魅力的な人物だと感じました。
まとめ
今回は、古代ローマを舞台といた映画「グラディエーター」について書いてきました。
いかがでしたでしょうか。
古代のローマにちょっとだけ思いを馳せることができました。
さて、ローマ関係の映画の2本目となりましたが、実はまだ本命を見ていません。
それは「ローマの休日」
個人的にもローマの映画といえば最初に思いつくものなので、そろそろ見たいと思ってます。
つぎはどんな映画になるでしょうか?
次回もお楽しみに!